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厚生労働省の許可を受けて設立され、共済事業を行う協同組合「全労済」。全労済は、他の民間の保険会社と異なり、非営利目的の団体です。
今回は、全労済(こくみん共済coop)が提供するバイク保険について解説します。全労済の評判・口コミをSNSやアンケート調査を利用して調査し、その調査で得た情報をもとにメリット・デメリットについて考察しました。
全労済バイク保険への加入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
全労済バイク保険の評判はどう?デメリット・メリットを口コミから徹底評価!
全労済バイク保険の良い評判と悪い評判については、以下のような意見が多く見られました。
良い評判 | 悪い評判 |
---|---|
●保険料が安い | ●事故対応が悪い |
そして、評判を調査する中で、次のメリット・デメリットが考えられることも分かりました。
メリット | デメリット |
---|---|
●125cc以下だと保険料が安い ●20歳以下の保険料が安い ●年間走行距離が多いとお得になる ●ロードサービスも使える | ●保険料が高い ●事故対応が悪い |
全労済バイク保険は、保険料の安さが特に際立っている保険です。年間走行距離による価格変動がないため、長距離を走る予定の人はお得に利用できます。また、20歳以下の保険料は、民間の保険会社と比較して割安になる可能性があります。
そのため、年齢が若く、日常利用だけでなくツーリングなど長距離走行する人にとっておすすめのバイク保険だと言えるでしょう。
このような結論に至った詳細についてこれから解説していきますので、全労済バイク保険を検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。
全労済バイク保険の評判|満足度はどう?利用者の口コミ
まずは、全労済のバイク保険の評判について見ていきましょう。SNSやWebサイトなどから全労済の口コミについて調べてみたところ、良い評判と悪い評判に関してそれぞれ以下の内容が印象的でした。
- 良い評判:保険料(掛け金)が安い
- 悪い評判:事故対応が悪い
事故対応の良し悪しについては、担当者の問題や受け手の感じ方があるので、正直なところ一概には判断できないと感じます。その証拠に、事故対応に関する高評価のコメントも、同時に見受けられます。
一方で、保険料の安さについては、全労済が保険ではなく「共済」であることが関係しています。非営利目的の団体である全労済は、他の保険会社と比較すると保険料が安くなる傾向にあるのです。
では、それぞれの評判について解説していきます。
全労済バイク保険の良い口コミ・評判
全労済バイク保険の口コミ・評判で一番目にするのが「保険料(掛け金)が安い」ということです。
全労済バイク保険の安さの理由としては以下のことが挙げられるでしょう。
- 保険ではなく共済
- 割引制度
全労災は、保険会社とは異なり非営利目的で運営されている団体です。そして、組合員で集めた共済金が保険料として支払われる仕組みとなっているため、保険会社の保険料と比べると安くなる傾向にあります。
また、掛け金の安さに加えて「最大22等級で掛け金64%割引」「運転者本人・配偶者限定特約で8%割引」「マイカー共済との複数契約で3%割引」など、割引も受けられます。
SNSを調査してみると、全労済のバイク保険について次のような口コミが見受けられました。
初めてバイクを買う知人から、バイク任意保険について相談を受けてます。最近、全労災のバイク保険が安いという噂を聞いて、試しに見積ってみましたが・・・結構安いね。ちなみに、フリープランの方は人身傷害補償を無制限にしてます。(おすすめプランの方は1500万円)
参照元:X
年齢も若く、等級も低いとバイク保険料は高くなりがちですよね。しかし、全労災なら安く加入できます。そのため、若い人や免許を取って間もない人に良いのではないでしょうか。
全労済バイク保険の悪い口コミ・評判
全労済バイク保険の悪い口コミ・評判としては、「事故対応の悪さ」に関するコメントが印象的でした。
事故対応の良し悪しは、人それぞれで感じ方が異なります。受け手の価値観や精神状態など主観的な要素が影響するので、口コミや評判だけでは一概に判断するのは難しいところです。
それを踏まえた上で利用者の口コミを見てみましょう。
今回、任意保険に加入していない車に追突を受けバイクのフレームが歪みました。事故の連絡を保険会社にするが対応が悪すぎ。レッカーだけが対応は早に実際の事故にはとてもではないが安心して任せる事が出来ない。
参照元:みん評
実は、上記のような悪い評判がある一方で、迅速な対応や24時間サポートに対して心強いといった意見もあります。検討する際は、双方の意見を参考にするようにしましょう。
全労済バイク保険の評判で見つけたデメリットを検証
続いて、全労済のバイク保険を利用するにあたってのデメリットについて解説します。
実際に調査する中で、全労済バイク保険のデメリットとしては、次のような意見が見受けられました。
- 保険料が高い
- 事故対応が悪い
これらの項目については、条件次第・人の感じ方次第といったところが大きく影響しているように感じます。
例えば、保険料の場合は、加入年齢・免許証のカラー・等級・補償内容・割引サービスなどによって大きく異なります。また、事故対応の悪さについては、実際に不快に感じた人がいるのは事実ですが、出来事に対する感じ方は人ぞれぞれです。
ここから各評判の詳細について解説しますので、どのような意見があるのか参考程度にチェックしてみてください。
評判1:全労済バイク保険は保険料が高い
全労済のバイク保険について調べていると、「保険料が高いと感じている」という評判がありました。保険料が安いという意見も多く見受けられる中、保険料が高いと感じている人はどのような状況なのでしょうか?
実は、条件によって、他の保険会社の方が安くなるケースもあるのです。
他のバイク保険会社も含めてですが、年齢や車種・等級などの条件をもとに各社保険料を算定していますが、年齢幅の設定など、各社見積もり条件に異なる点があり、全く同条件で比較ができません。
例えば、特約が26歳以上からとなる会社もあれば、30歳からとなる会社もあります。また、20代・30代という10歳単位で算定している会社もあれば、5歳単位で算定している会社もあります。
このように、年齢・車種・等級・居住地域・免許証のカラー・補償内容・割引制度など、様々な条件が保険料を左右します。また、保険料に影響を与える要素が、各保険会社によって異なります。
全労済バイク保険であれば必ず保険料が安くなる訳ではなく、条件によっては他社よりも保険料が高くなる可能性もあります。加えて、全労済バイク保険はマイカー共済との複数契約など、割引オプションが用意されています。同じ年齢や等級であっても、複数契約など割引オプションが適応されていない場合、他社よりも保険料が高くなる可能性があるでしょう。
評判2:全労済バイク保険は事故対応が悪い
全労済のバイク保険については、「事故対応が悪い」というデメリットに関する評判がありました。
事故被害者です。保障の対応・説明共に最低です。人の話を聞こうともせず、人の気持ちを逆なでする対応は腹ただしいです。
参照元:みん評
ロードサービスを呼んでも全国的な大雪で来られないと。うちの地域は全く大雪でもなんでもないし、自分で他のロードサービスを探せとかなり冷たくあしらわれた。困っている時に使えない保険なんてお金を払っている意味がない。全くの無駄。解約します。
参照元:みん評
上記の口コミやそれ以外の悪い評判を見ていても共通しているのが、自分の思い通りにならなかったり対応に納得できなかったりしたことに対して、怒りをぶつけているように感じます。
もちろん担当者の態度が悪いケースや、その時々の状況で対応がスムーズにいかなかったりするケースはあるでしょう。
しかし、その事象に対する感じ方は人それぞれです。そのため、一概に事故対応が悪いと判断するのは難しいです。
実際に事故対応のサポート体制を見てみると、以下のように加入者として安心できるサービス提供が行われていると感じます。
- 24時間365日
- 100kmまで無料で牽引・搬送
- 30分以内の路上クイックサービス無料(バッテリー上がりやパンク時の応急処置)
- 脱輪・落輪等引き上げサービス無料
- 燃料切れ時のガソリンまたは軽油お届け無料
- 示談サービス
- 全国1,200箇所の指定整備工場
そのため、事故対応の悪さに関する評判については、参考程度にしておく方が良いでしょう。
全労済バイク保険の評判からメリットを詳しく解説!
ここからは、全労済のバイク保険の評判から読み取れるメリットについて解説します。
調査する中で、メリットに関する評判として次の項目があることが分かりました。
それでは、各評判について詳細を解説していきますので、全労済のバイク保険を検討している人はぜひチェックしてみてください。
評判1:全労済バイク保険は125cc以下だと安い
全労済バイク保険の評判の中には、「125cc以下だと保険料が安い」という評判があります。
バイク保険料が安いかどうかは、排気量だけでなく、加入年齢や補償内容など様々な条件が影響するので一概には言えません。
ただ、排気量125cc以下の原付やバイクについては、保険料が割安になることが多いのは事実です。
理由としては、保険会社によっては自動車保険に付帯することができる「バイク特約」として補償してもらうことが可能です。
総排気量125cc以下または定格出力が1kW以下の原付自転車は、マイカー共済の基本補償(四輪自動車)に「マイバイク特約」を付帯することで、補償の対象とすることができます。
引用元:全労済
全労済では、125cc以下のバイクであれば、マイカー共済に「マイバイク特約」として付帯できるため、保険料を抑えることができる可能性があります。
評判2:全労済バイク保険の20歳以下の保険料が安い
続いては、20歳以下の保険料について「補償内容に満足している」というメリットに関する評判がありました。
通常、保険料は年齢が若いほど高くなります。そして、20歳以下では更に保険料が割高となり、これは以下2点が影響しています。
- 18歳〜20歳は運転経験が少ないため事故を起こしやすい
- 等級による割引率が低い
等級による割引率が低く、交通事故・自損事故を起こしやすい傾向にあると判断され、20歳以下は保険料があらかじめ高く設定されています。
各社ともに20歳以下の保険料は割高に設定されていますが、非営利目的の団体である全労済の場合「共済」という形式となるため、他社と比較して割安の保険料となる可能性があるでしょう。
評判3:全労済バイク保険は年間走行距離が多いとお得になる
全労済のバイク保険に関しては「走行距離に対する保険料が安い」というメリットに関する評判も見受けられました。
通常バイク保険は、年間走行距離によっても保険料が上下します。走行距離が長くなればなるほど、保険料は割高になっていくという仕組みです。
全労済に関しては、その年間走行距離に応じた保険料の変動がありません。そのため、走行距離が長くなればなるほど、他の保険会社と比較してお得になっていきます。
実際に、全労済で見積もりを取る際にも、年間走行距離を選択する項目はありませんでした。全労済では走行距離によって保険料が変動しないため、年間走行距離が長い人は、全労済に加入した方がお得になる可能性が高いでしょう。
評判4:全労済バイク保険はロードサービスも使える
続いてロードサービスに関する評判も見受けられました。実際に「バイクでもロードサービスが利用可能になって安心」というメリットに関する評判があります。
エンジンがかからなくなり連絡したところ、業者さんが来てくださり、すぐに問題を解決していただけました。スムーズ且つ神対応でとても助かりました。
参照元:みん評
職場の斡旋もあり、全労済に加入しています。掛け金もお手頃ですし、複数台ならば割引きもあり金銭的に助かっています。出勤前にバッテリーが上がってしまいパニックになった際、電話での丁寧な対応で気持ちが落ち着きました。また、レスキューの手配を迅速に行なっていただき、出勤時間帯であったにも関わらず、連絡から30分ほどで対応してもらえ大変感激しました。
参照元:みん評
実は全労済では、2019年からバイクでもロードサービスを利用できるようになりました。
全労済バイク保険のロードサービスでは、以下のサポートを受けられます。
全労済バイク保険ロードサービス | サービス詳細 |
---|---|
サポート体制 | ●24時間365日 |
レッカーサービス | ●100kmまで無料でけん引・搬送 |
路上クイックサービス | ●30分以内でできる作業が無料 ●バッテリー上がりのジャンピング作業 ●カギの開錠 ●スペアタイヤ交換 |
燃料切れ時のガソリンまたは軽油お届けサービス | ●10Lまで無料 ●1共済期間1回のみ |
脱輪・落輪等引き上げサービス | ●クレーン等の特殊作業も無料 ●脱輪に該当しない雪道・ぬかるみ・砂浜等でのスリップ・スタックは有料 |
24時間コールサービス | ●電話番号案内サービス ○ガソリンスタンド ○宿泊施設 ○タクシー会社 ○レンタカー会社 ○鉄道会社 ○航空会社 |
こくみん共済coop指定整備工場 | ●全国約1,200ヶ所 ●事故時の修理 ●車検や各種点検が組合員価格で受けられる |
事故や故障は、いつどんな場所で起こるか分かりません。ロードサービスが24時間365日体制で受けられるのは、とても安心ですね。
評判の全労済バイク保険の料金はどれくらい?
では、全労済のバイク保険料はどれくらいかかるのでしょうか?加入年齢やバイクの排気量にもよりますが、一定の条件を設けて見積もりを比較してみます。
条件として設定したのは、以下のとおりです。
各年齢ごとの年間保険料を、全労済のウェブサイトで行える「クイック見積もり」から見積もりを出してみました。
年齢 | 年間保険料 | 補償内容 |
---|---|---|
20歳 | 57,200円 | 自損事故:1,500万円 対人賠償:無制限 対物賠償:無制限 無保険車傷害:2億円 搭乗者傷害:300万円 |
25歳 | 36,700円 | |
26歳 | 32,090円 | |
30歳 | 30,640円 | |
40歳 | 27,900円 | |
50歳 | 27,540円 | |
60歳 | 28,620円 | |
65歳 | 28,620円 | |
70歳 | 30,490円 |
全労済のバイク保険は、年齢が上がるにつれ徐々に保険料が安くなっていき、60歳を境に保険料が上がっていくといった仕組みになっているようです。
全労済では、無事故で継続していくと割引率が高まる制度があり、最大22等級で64%割引を受けることが可能です。その他にも、条件によって割引が受けられるので、更に割安で利用できる可能性があります。
評判の全労済バイク保険の申し込み・見積りについて
全労済への加入を検討している人は、申し込み方法や見積もり方法についても気になるでしょう。どのくらいの保険料がかかるのか見積もりを取りたい場合は、全労済のウェブサイトから行うことが可能です。
>>マイカー共済(自動車総合補償共済)見積もり・申し込み手続き
見積もりは、最大6問の入力で簡単に行える「クイック見積もり」と、より詳細な情報を入力して正確な見積もりを出せる「じっくり見積もり」の2種類があります。
とにかく保険料の目安が知りたいなら「クイック見積もり」、見積もり後そのまま申し込みを検討している場合は「じっくり見積もり」といったように、自分の検討レベルに応じて使い分けると良いでしょう。
申し込み方法についてですが、全労済では以下の2種類の方法が利用できます。
- 全国の窓口(共済ショップ)
- Webまたは電話
窓口は全国47都道府県にあります。スタッフが対面で対応してくれるので、自分一人で申し込むのは不安だという人は、窓口を利用するのがおすすめです。
全労済のウェブサイトからお近くの共済ショップを探すことが可能なので、窓口の利用を考えている人は、そちらから検索すると良いでしょう。
Webまたは電話での申し込みの場合は、契約内容をWebで登録するか、お客様サービスセンターに電話することで、申込書を請求する必要があります。
そして、届いた申込書を記入・送付することで申し込みが完了します。自宅や外出先など好きな場所から行えるので、忙しくて窓口に出向く余裕のない人におすすめの方法です。
全労済バイク・原付任意保険の評判まとめ
この記事では、全労済バイク保険の評判・口コミを紹介するとともに、メリット・デメリットに関する考察についても解説しました。
今回の調査で分かった全労済のおすすめポイントは「保険料の安さ」です。
20歳以下の場合、共済というメリットがあるため、民間の保険会社と比較すると割安となる可能性があります。また、全労済は年間走行距離が長くなっても保険料に影響しないので、長距離を走るという人も重宝するでしょう。
補償内容については、豊富さは大手保険会社に劣りますが、日常的に使用する分には十分な補償内容だと言えます。
- 24時間365日
- 100kmまで無料で牽引・搬送
- 30分以内の路上クイックサービス無料(バッテリー上がりやパンク時の応急処置)
- 脱輪・落輪等引き上げサービス無料
- 燃料切れ時のガソリンまたは軽油お届け無料
- 示談サービス
- 全国1,200箇所の指定整備工場
2019年からはバイクでもロードサービスが受けられるようになり、事故や故障時には上記のサポートを受けることが可能です。
年齢が若い人で、長距離ツーリングに行ったり、日常的に頻繁にバイクに乗る人は、全労済のバイク保険を選ぶとお得になるでしょう。