完全防水のバイクカバーはある?防水性の高いおすすめバイクカバーを紹介

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雨天でのバイク保管については、雨水の侵入や湿気によって、電気系統の故障やボディに錆びが発生してしまうリスクを心配される人も多いのではないでしょうか。そんな時は、完全防水のバイクカバーを購入するのがおすすめです。

今回は完全防水のバイクカバーの選び方や、おすすめの商品を紹介します。完全防水のバイクカバーを探している人は、ぜひ参考にしてください。

通常タイプと防水タイプのバイクカバーの違いとは?

通常タイプと防水タイプのバイクカバーの違い

防水タイプのバイクカバーは、通常タイプのものと違い、次のような対策が取られています。

  • 表面に撥水加工が施されている
  • 二重縫製で雨水を抑える
  • 縫い目にシームテープ加工をし雨水の侵入を抑える

通気性に関しても対策が取られており、基本的にはバイクミラー部分に「ベンチレーション」と呼ばれる通気口が設けられているものが多いです。

ベンチレーションがあることで、湿気がカバー内に溜まりにくくなるので、バイクが錆びたり蒸れたりしてしまうリスクを抑えることができます。

そしてもう一点、防水タイプのバイクカバーは通常タイプに比べて、耐水圧が高い生地を使用しているのも特徴です。

耐水圧とは、対象物が耐えられる水圧のレベルを表します。ちなみに、耐水圧の目安としては次の表の通りです。

耐水圧数値耐えられるレベル
20,000mm
10,000mm大雨
2,000mm中雨
300mm小雨
(参照元:ブリヂストンスポーツ株式会社

日常生活で身近に使用する傘の耐水圧は、250mm程度と言われています。防水タイプのバイクカバーを探す際には、耐水圧の数値にも着目することをおすすめします。

防水性が高いバイクカバーでも濡れる?「完全防水」は可能なのか?

防水性の高いバイクカバーでも、雨水では漏れてしまい、バイクが濡れてしまうのでしょうか?

結論からお伝えすると、「完全防水」のバイクカバーを使用すれば、基本的に雨水が漏れてしまう心配はありません。ただし、カバーの防水性能や生地の耐水圧を超える雨には、当然ながら耐えることができません

また、経年劣化や紫外線などによって生地の防水性能が落ちてしまうと、雨水が漏れて侵入してしまう可能性もあります。

完全防水については次のように定義されています。

腕時計や電気機器などで、内部に水が入り込まない設計であること。短時間の浸水であれば耐えられるものから、潜水時にも使用可能なものまであり、おおむねJIS防水保護等級IPX6級、7級、8級相当を指す。

引用元:goo辞典

つまり、バイクカバーの内部に雨水が侵入しないような設計になっているものが「完全防水」として販売されています。

しかし当然ながら、完全防水といえど商品によってその性能には差があり、どんな状況でも雨水の侵入を防げるということではありませんので注意してください。

完全防水のバイクカバーの選び方

ここでは、完全防水のバイクカバーを選ぶときのポイントについて解説します。どのような基準でカバーを選べば良いのか迷っている人はチェックしてください。

完全防水のバイクカバーの選び方

防水加工が施されているか

まずは防水加工がされているかをチェックしましょう。商品によって防水加工の内容が異なり、防水性能にも差があります。

「完全防水」のバイクカバーには、商品名やパッケージなどに「完全防水」と記載されていますので、そちらで防水加工の有無を判断するのも良いです。

ちなみに、バイクカバーに施される防水加工としては、撥水加工・二枚縫製・防水テープ・PUコーティングなどがあります。

生地の耐水圧

次は生地の耐水圧です。先述した通り、耐水圧とはバイクカバーが耐えられる水圧を数値化したものです。

耐水圧数値耐えられるレベル
20,000mm
10,000mm大雨
2,000mm中雨
300mm小雨
(参照元:ブリヂストンスポーツ株式会社

屋根付きの場所で保管する場合はそれほど耐水圧を気にする必要はないかと思いますが、屋根なしの場所で保管する場合は、台風や大雨のことも考えて耐水圧の高い商品を選ぶことをおすすめします。

生地の厚さ・丈夫さ

生地の厚さも重要です。当然ながら、生地に厚みがあれば雨水の浸入を防ぎやすくなります。バイクカバーの厚みを表す単位は、「D(デニール)」です。D(デニール)は糸の太さを表し、数値が大きくなればなるほど生地の厚みも増します。

現在では、一番厚い生地で420D(デニール)のバイクカバーが販売されています(2023年5月時点)。

通気性

通気性も重要です。雨の日は雨水の侵入だけでなく、カバー内に湿気が溜まりやすくなります。通気性が悪いバイクカバーですと、湿気が上手く排出されずバイクが錆びてしまう原因になります。

通気性の良いバイクカバーを選ぶにあたっては、「ベンチレーション」が設けられているものを選びましょう。

ベンチレーションとは通気口のことで、バイクカバーにおいては一部メッシュ状になっており、そこからカバー内の湿気や埃が排出される仕組みです。

耐久性

耐久性は生地の厚みに比例しますが、実際の使用感や使用年数などについてはレビューを参照することをおすすめします。

防風対策(重さ・バックル)

雨天の時は、風が強い場合も少なくありません。防水性能が高くても風でカバーがズレてしまったり、飛ばされてしまっては本末転倒です。ワンタッチバックルや絞りヒモなど、付属品でしっかり固定できるバイクカバーを選びましょう。

完全防水タイプのおすすめバイクカバーを紹介

ここからは、完全防水タイプのおすすめのバイクカバーを紹介します。

ユニカー バイクボディカバー 完全防水レインプロテクト

ユニカー工業株式会社は、1967年に創業した大阪府に本社を構える企業です。カー用品/部品・バイク用品・車で使用するペット用品などの企画・製造・卸販売を行っています。

ユニカーの「レインプロテクト」は、耐水性と耐久性に対して高評価を得ているバイクカバーです。使用者の中には、5年間使い続けても防水性は保たれているというレビューもあり、耐久性と耐水性の高さが窺えます。

ただし、ベンチレーションが設けられていないため、カバー内に湿気や埃が溜まりやすいのが難点です。長期的にカバーする際は、定期的に外したり、シリカゲルなどの乾燥剤を使用するといった工夫が必要でしょう。

防水性は完璧。常に強風の吹く土地柄ですが、重さもあるのでかなりの風でもバタつかない。湿気抜きがないので、たまに外してあげてます。2台持ちですが、もう1台もコレにしました!

引用元:Amazon

WANDA バイクカバー 420D 厚手 全天候型

WANDAは、オートバイ部品を専門に製造・販売を行う工場です。2021年に設立され、すでに52カ国でバイク用品を販売しています。

「WANDA バイクカバー 420D 厚手 全天候型」は、420Dの厚手で丈夫な生地を使用したバイクカバーです。

厚手のバイクカバーでは3層構造のものが多い中、このバイクカバーは5層構造になっており、引き裂き防止性能が高く、長い期間使用できます。

また、二枚縫製加工を施し、縫い目にシームテープ加工を施すことによって、カバー内への雨水の侵入を徹底的に防ぎます。

さらに縫い目も工夫されており、天井部に横向きの縫い目がないことで、雨水がバイクカバー上部に溜まりにくい作りになっている点も特徴です。

通気性においても、両脇部分にベンチレーションが設けられているので、カバー内に溜まった湿気や埃が排出される構造になっています。

安くてかっこよくてしっかりした作り。品質の良い商品でした。しっかりと丈夫に作られていました。 愛車を雨や雪ホコリからしっかり守ってくれています。 長く使っていますがくたびれません。 おすすめいたします

引用元:Amazon

デイトナ BLACK COVER WR Lite 汎用

デイトナは、静岡県周智郡森町に本社をおくオートバイのカスタムパーツメーカーです。1972年に設立され、マフラーやエンジンなどのオートバイのカスタムパーツをはじめ、ヘルメット・バイクウェアなど、オートバイに関する様々な商品を販売しています。

「BLACK COVER WR Lite」は、耐水圧20,000mmの生地を使用した防水性能の高いバイクカバーです。

縫製ラインの裏側に止水処理も施しているので、縫い目から雨水が侵入してしまう心配もいりません。

また、ミラー部分には湿気を排出するための「エアベント」が設けられています。そのため、カバー内に湿気が溜まりバイクが錆びてしまったり、電気系統が故障してしまうといったリスクも抑えることができます。

以前は安物を短期で買い替えていたが、購入して1週間で破れたりしていたので今回は少し良いものをと思って購入した。撥水も良いし厚手で丈夫なので長く使えそうです。結果的には安物を買い回すよりコスパは良い。

引用元:Amazon

デイトナ BLACK COVER WR Lite アドベンチャー専用

「デイトナ BLACK COVER WR Lite」のアドベンチャー専用のバイクカバーです。

アドベンチャーバイクの高い車高に合わせて裾を長くしたり、スクリーンを守る専用カバーが付属しているなど、アドベンチャーバイクの形状に合わせたデザインになっています。

BOX装着に合わせて種類が選べるのも嬉しいポイントです。サイドBOX装着/スタンダード/トップ&サイドBOX装着/トップBOX装着の4種類から選択できます。

ブラックのカラーがバイクを置いてあることに気づかれにくいので防犯効果あり。マフラー部に使用する耐熱シートとウィンドウシールドの傷つき防止の布が付属しており、自分で使うか決められるのも良い。今回はどちらも使わず。まだ新しいので雨天時の染み込みもなく良好です。

引用元:Amazon

デイトナ BLACK COVER WR Lite HARLEY-DAVIDSON専用

「デイトナ BLACK COVER WR Lite」のハーレーダビッドソン専用のバイクカバーです。ハーレーダビッドソンの特徴的な形状に合わせたデザインとなっています。

例えば、左右非対称の形状にすることで、ハンドルを切った際の生地の突っ張りを最小限に抑えています。内側の耐熱生地は、エンジンやマフラーが当たる中央下部に幅広く設けるなど工夫されています。

耐水性が他と比べると全然違います。軽くて運びやすいので助かっています。

引用元:Amazon

FENRIR(フェンリル)420Dバイクカバー

FENRIRは、2009年に3人のオートバイ愛好家によって設立されたメーカーです。最新のCADテクノロジーや3D印刷キットなど最新設備が整ったテストラボを所有し、独自製品の開発・テスト・分析を行っています。

FENRIR 420Dバイクカバーは、耐水圧10,000mmと大雨の中でも耐えられる商品です。

また、通気性に配慮した空気循環設計なのも特徴的で、カバーの前方と後方それぞれにベンチレーションが設けられているため、湿気や埃がカバーの内側に溜まりにくくなっています。

400ccネイキッド用で購入しました。大きさもちょうどよくかぶせやすいです。風による飛びも防止できますしこれは値段相応の良いものでした。

引用元:Amazon

レイト商会 ロータス レインブロック

レイト商会は、1982年に創業し神奈川県横浜市に本社を構える企業です。オートバイパーツ・アクセサリー・消耗品などを販売しています。

そんなレイト商会が提供する「レインブロック」は、雨に強い素材「PEVA」を採用したバイクカバーです。PEVAは、アウトドアなど過酷な環境下で使用される素材で、雨水を完全にブロックします。

また、生地の継ぎ目には高周波溶着加工を施しており、縫い目からの雨水の侵入も防ぐことが可能です。

購入してから丸2年が経過しました。2年間ずっと紫外線や風雨から愛車を護ってくれたので、バイクのコンディションはとても良い状態です。さすがに過酷な2年間という時の経過には勝てず、カバー表面は荒れてきてしまいましたが、まだ暫くは使用出来そうです。
結果的にこのカバーは大当たりでした。次回また購入したいと思います。

引用元:Amazon

バリチェロ バイクカバー

バリチェロは、2007年に創業し、愛媛県に本社を構える株式会社フォンゾのオリジナルブランドです。中国やタイの提携工場で製造して中間コストを省くことで、良い製品を安く提供することを実現しています。

そんなバリチェロのバイクカバーは、最高級オックスフォード300Dの生地を使用したバイクカバーです。

外側はダブルステッチ、内側にはシームテープ加工を施しているため、縫い目から雨水が侵入してしまう心配がありません。

雨天時の湿気はバイクのサビの原因になってしまいますが、左右のミラー部分にベンチレーションが設けられており、そこから湿気が排出される仕組みになっていますので安心です。

サイズは、1L/2L/3L/4L/5L/6L/7L/Mの合計8種類から選べます。

2年使っています。防水性能などはまだまだ大丈夫です。

引用元:Amazon

Coverify バイクカバー

キャンプ用テントのグランドシートにも使用される300Dオックスフォード生地を使用したバイクカバーです。カバー内部に撥水加工を施し、縫い目には雨水の侵入を防ぐためのシームテープ加工が施されています。

収納袋も付いていますので、ツーリングやキャンプなど外出先への持ち運びにも便利です。サイズは、L/3L/6L/8L/Sの5種類から選べます。

銀色のカバーは直ぐにもろい感じになり破けるので、黒色のものはどうかなという思いで購入しました。使用して3年目になりますが、破ける気配はないです。耐熱性はバイクが冷えてから使用してるので分からないです。耐水性は問題ないです。耐久性は色が1年半くらいで日が当たるところが褪色しましたが、使用上、問題ないです。

引用元:Amazon

Homwarm バイクカバー

Homwarmのバイクカバーは、丈夫で通気性の高い300Dのオックスフォード生地を採用しています。生地は3層構造になっていて、内側にPUコーティングを施すことで耐水圧2000paに耐えられる防水性能を実現しています。

PUコーティングは、防水性能が上がるだけでなく生地の伸縮性が高まりますので、丈夫で柔らかい生地に仕上がり、使いやすさも増すのが特徴です。

収納袋が付属しており持ち運びに便利なので、外出先でも使用したい人におすすめです。サイズは、XXL/XXXL/4XLの3種類から選べます。

サイズばっちりでした。見た目がとても良いです。撥水がとても良く水をはじきます。ワイヤーロックを通せる穴が開いているのでカバーがしっかりかけられて使いやすいです。

引用元:Amazon

完全防水の効果を長持ちさせる方法

完全防水のバイクカバーであっても、当然ながら経年劣化により防水性能は落ちてしまいます。しかし、せっかくなら長く使用したいところ。ここでは、完全防水の効果を長持ちさせる方法について解説します。

完全防水の効果を長持ちさせるための一番効果的な方法は「防水スプレーを塗布すること」です。

バイクカバー購入後すぐにスプレーし、その後も1週間に1回程度の頻度でスプレーすることをおすすめします。スプレーを塗布する際は、水分や汚れをしっかりと落としてから行うようにしてください。

完全防水のバイクカバーについてQ&A

カバーが破れた時の修繕方法はどうすれば良い?

ダクトテープ・ブチルゴムテープなど補修テープを使用して、破れた箇所を塞ぐ方法がおすすめです。補修する際は、カバーの汚れや油分をしっかり落としてから行いましょう。

雨対策にバイクバーンは効果的ですか?

効果的です。バイクシートを被せる手間がなく、エンジン停止直後でも使用できるのでおすすめです。

ただし、バイクカバーと比較すると価格が高くなるうえ、使用スペースも取りますので注意してください。

完全防水の場合、通気性が悪いと思います。サビ、湿気対策を教えてください。

ベンチレーション(通気口)が設けられているバイクカバーなら問題ありません。もし、ベンチレーションがない場合は、定期的に外し、換気を行うことをおすすめします。

防水性と耐熱性に特化したバイクカバーはありますか?

あります。裏側に耐熱素材が使用されていれば、エンジンやマフラーの熱でカバーが溶けてしまう心配がありません。もし耐熱素材が使用されていない場合は、別途耐熱パッドも販売されています。

防水性・耐熱性を兼ね備えたバイクカバーとしては、デイトナ「デイトナ BLACK COVER WR Lite」がおすすめです。

耐熱性が高いバイクカバーでも紹介していますが、耐熱性に加え、耐水圧20,000mmの生地を使用した雨にも強いバイクカバーです。

完全防水のバイクカバーおすすめ商品まとめ

バイクカバーには、完全防水のものや防水性能の高いものが販売されています。防水性の高いバイクカバーを購入する際は、通気性が確保されているかチェックするようにしましょう。

ポイントとしては、ベンチレーションが設けられているかどうかを見るようにしてください。ベンチレーションが設けられていれば、カバー内の湿気を排出してくれるので、電気系統の故障やバイクの錆び対策になります。

完全防水バイクカバーの選び方や、防水性の高いバイクカバーのおすすめ商品を紹介しました。完全防水バイクカバーや防水性の高いバイクカバーをお探しの人は、ぜひ参考にしてください。

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