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以前から通勤・通学の手段として、原付バイクなど小型バイクを利用する女性は多くいましたが、最近ではコロナ禍の影響もあり、20・30代を中心に「バイク」を趣味として楽しむ女性が増加しています。
女性や初心者に優しい車種も販売されており、女性ライダーが選ぶバイクも中型バイクやアメリカンまで幅広くなっています。女性ライダーの増加に伴って、最近では女性ライダーを対象としたアイテムを取り揃えるショップも展開されています。
ここでは女性ライダーが選ぶバイクヘルメットのタイプや人気商品、ヘルメットに関する豆知識を解説します。
かわいい!レディースに人気のジェットタイプ
実際にバイクヘルメットを購入した100人を対象としたアンケート調査(※1)の結果から、女性に人気のヘルメットタイプを解説します。
※1.クラウドソーシングを活用したインターネット調査
最初にヘルメットタイプ別の人気についてですが、ヘルメットを購入した女性38人のうち、63%がジェットタイプのヘルメットを購入しています。次いで、フルフェイス21%、ハーフキャップ16%となり、ジェットタイプのヘルメットの人気であることが分かります。
見た目のデザインがおしゃれで好みだったうえに、安全面でも安心できるものだったから。
車体の色と合っていてかわいいから
人気の理由は、安全性が最も高いフルフェイスと比べ、ジェットタイプはデザイン・色みなど、おしゃれ度が高いことが挙げられます。
原付女子にジェットヘルメットが人気
車種別として、原付バイクに乗る女性(24人)のうち、ジェットヘルメットを選んだ女性の割合は66%となり、原付女子にジェットヘルメットが人気であることがわかります。実際にジェットヘルメットを購入した原付女子の口コミ・レビューを紹介します。
vinoの可愛い車体に合わせて、丸っこいフォルムで可愛いデザインのヘルメットにしました。
シールド付きで、目と鼻を守れる。女性向きなのでかわいいし、フィット感があるので安全に乗れるから。(HONDA ジョルノ)
アメリカンや中型バイクでは?
足つきがよく、最近は女性ライダーが増えているHONDAレブルや、YAMAHAドラッグスターといった中型・アメリカンバイクではどうでしょうか。
アンケート結果では、アメリカン・中型バイクの女性ライダー5人全員がジェットタイプのヘルメットを選んでいました。
着脱のしやすさと、お値段が他のメーカーと比べて安かったため。
安全第一はフルフェイス
女性に人気のヘルメットタイプとして、一番人気であるジェットヘルメットですが、安全面に問題ないのでしょうか。
どのタイプのバイクヘルメットでも、国の安全基準であるPSC規格に適合した製品であれば、安全性に問題ないでしょう。そもそもPSC規格に適合した製品に表示される「PSCマーク」がないヘルメットは、乗車用ヘルメットとして販売が禁止されています。
乗車用ヘルメットとして販売されているものを選べば、最低限の安全性は保証されています。ヘルメット選びの際は、規格マークの有無をきちんと確認しておくことが大切です。それぞれの規格については、フルフェイスヘルメットの規格を参考にしてください。
より安全性を重視したヘルメット選びをするのであれば、顎を含めた頭部全体を覆う形状であるフルフェイスヘルメットがおすすめです。しかし口コミにもありましたように、見た目やデザインにこだわりたい人も多いため、安全性を考慮しつつデザインの自由度があるジェットヘルメットが人気です。
レトロやクラシックデザインは?
最近はバイクに合わせたレトロなデザインや、クラシックモデル復刻版なども人気です。
クラシックなデザインがお洒落だと感じたから。
ネット通販などでは、多種多様なデザイン・価格帯のヘルメットが販売されています。レトロやクラシックデザインの商品も多く販売されていますが、中には「観賞用」「装飾用」ヘルメットもありますので、購入の際は注意してください。また、海外製品など、日本の規格に準拠していないものもあります。前述したPSCの規格を満たしているか注意してください。
ハーフヘルメットは違法で捕まることもある?
軽量で使い心地がよく、気軽に被ることのできるハーフヘルメット(半ヘル)ですが、125ccまでと排気量制限があるのをご存じでしょうか。
国内で流通しているヘルメットには「125cc以下用」と「排気量無制限」の2種類があります。125cc以下用のヘルメットには、ステッカーなどが貼られていますが、ハーフヘルメットのほとんどは125cc以下用です。
前述したPSCマークやSGマークが付いていても、125cc以上のバイク乗車には使用できないことになります。
では、ハーフヘルメットで大型バイクに乗ると法律違反となり、違法行為として捕まるのでしょうか。
日本国内のバイクヘルメットの規格として、内閣府が定めた「乗車用ヘルメットの基準」があります。※内閣府令(道路交通法施行規則第九条の五)
(乗車用ヘルメット)
第九条の五 法第七十一条の四第一項及び第二項の乗車用ヘルメットの基準は、次の各号に定めるとおりとする。
一 左右、上下の視野が十分とれること。
二 風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
三 著しく聴力を損ねない構造であること。
四 衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
五 衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
六 重量が二キログラム以下であること。
七 人体を傷つけるおそれがある構造でないこと。
引用:道路交通法
厳密には、ハーフヘルメットで大型バイクを運転することは、法律上違法ではありません。ただし、国内の安全基準・規格を満たしたハーフヘルメットであっても、大型バイク運転や高速道路走行中にもしものことがあれば非常に危険性が高いです。大型バイクの乗車には、排気量無制限のヘルメットを着用してください。
豆知識!頭のサイズの測り方
ヘルメット選びでは、規格に適合していることは勿論のこと、自分にあったサイズを選ぶことが重要です。
窮屈さを避けて大き目のヘルメットを選んでいる人が多くいますが、せっかく規格に適合したヘルメットを選んでもブカブカでは、しっかりと頭部を守ることができません。正しいヘルメットのサイズ選びのために、頭のサイズを測りましょう。
1)頭のサイズを測定
まゆの上、自分の頭の周りで一番広い部分を測る。※ハチ周り(額の高い位置から水平に後頭部を通って一周する)
2)メーカーのサイズ表からサイズを選ぶ
測った頭のサイズ(単位cm)と、ヘルメットメーカーのサイズ表を見比べ、自分に合うサイズを選びます。
初めてのヘルメット選びでサイズ感がわからない人は、最寄りのバイク用品販売店で試着してください。販売店の中には、ヘルメット内側のサイズ調整を行うフィッテイングサービスを提供している店舗もあります。安全のためにも、プロのアドバイスを受けてみるのもよいです。
まとめ
ライダーにとって最も大切といっても過言ではないヘルメット選びですが、安全性が保証されているヘルメットを基本とし、、愛車や好みに合わせてお気に入りのヘルメットを探してみてください。